言葉遣いを綺麗にするには?【簡単なコツを紹介】
「そろそろ綺麗な言葉遣いにしなきゃと思うけど、どうすれば?」
「言葉遣いを治したいけど、そもそも綺麗な言葉ってどういうもの?」
「美しい言葉遣いについて、本を買って学んでみたけど、ちょっとわざとらしい感じがして…」
「使って違和感のない、ナチュラルな『綺麗な言葉遣い』がしたい!」
そうした悩みのある方に、わざとらしくない、ナチュラルな「綺麗な言葉遣い」の『コツ』についてお話ししていきます。
もくじ
1.なぜ言葉遣いを綺麗にするべきなのか?
言葉遣いを綺麗にしたいですか?
綺麗な言葉遣いだね、と言われたいですか?
美しい言葉を使う人に憧れますか?
私も、美しい言葉は大好きです。
でもなぜ綺麗な言葉遣いをしなければならないのでしょうか。
私たちは、毎日言葉の世界にいますよね。
誰かの「言葉遣い」は気になってしまうものです。
どれだけ美しい見た目で、上品ぶっていても、一度口を開けば
「マジでェ〜!つーかさ、お前さ〜」
なんて綺麗とは遠い言葉が飛び出してくると、興ざめしちゃいますよね。
その人自身が下品に見えてしまいます。
その逆もあるもので、美しい言葉で話せば、
その人がとっても上品で、美しい人に感じるものなのです。
人間を人間らしくさせているのは、何と言っても「言葉」です。
先程も言いましたが、私たちは毎日誰かとお話ししたり、
いつも言葉の世界にいるのです。
1日に人間は、約60,000回も思考するのだそうです!
思考に言葉は欠かせませんし、
その思考は、いずれ言葉になりますよね。
荒々しい言葉を使えば、気性が荒くなるでしょう。
美しい言葉を使えば、優しい思考になるでしょう。
下品な言葉を使えば、下品に見えます。
上品な言葉を使えば、上品に見えます。
言葉というのは、思っているよりもずっと、私達の性格に影響を与えます。
だから私は、言葉を綺麗に、美しくさせるべきだと思うのです。
2.「綺麗な言葉遣い」のための『コツ』
さて、ここからは、わざとらしくない「綺麗な言葉遣い」のための具体的なコツについてお話ししていきます。
人によっては「当たり前でしょ!」と言いたくなるものかもしれません。
それほど簡単なコツばかりです。
今すぐにでも始められるものばかりです♪
言葉遣いが乱暴に感じる理由
まず、なぜある人に「乱暴な言葉遣いだな」と感じてしまう事があるのか、
その理由についてお伝えします。
自分のことを思い出してみてもいいですし、一度考えてみてください。
ズバリ、「楽をするから!」
楽ってどういうこと?まだ疑問に思っているかもしれません。
よくありがちな例として、形容詞の最後の「い」を言わないことです。
嬉しい→うれしっ、ウレシー
気持ち悪い(あまり良くない言葉ですが)→キモっ、気持ち悪りぃー
うざい(これも良くない言葉ですね)→うざっ、うぜえー
このようにして、最後の「い」を抜かしたり、はっきり言わない事ですね。
また、「もしもし?」が「もしェもしェー?」などと、「ェ」を語尾につけると、だらしなくみえてしまいます。
「自分は大丈夫!」と思うかもしれませんが、意外と癖になってたりするんですよ…。
SNSでの言葉を話し言葉でも使うと…?
今の時代、欠かせないのはスマホ。
SNSなどで誰かと交流することも多いのではないでしょうか。
そして、大事なのは何と言ってもスピード!
素早く返信するためには、「りょ」「おけ」など、省略された言葉は
便利ですよね。
スタンプなども、イラストが自分の気持ちを代弁してくれますし、
自分の気持ちを文字にして打つ手間が省けます。
しかし、これを実際に誰かとお話しする時に持ってくるとどうでしょうか。
相手への返事として、「りょ」「おけ」などと言うのは、なんだか投げやりで雑に感じませんか?
せっかく相手が目の前にいるのですから、せめて「了解!」「オッケー」などと、言葉を省略しない事が「綺麗な言葉遣い」をするためには大事です。
短い言葉はSNSの中だけにしましょう!
私はSNSでも、なるべく短すぎる言葉は使わないようにしています。
口を開けっぱなしにしない。口の中には宝石を閉じ込めて。
言葉そのものについてではありませんが、話している時の口元ってものすごく大事なんです。
丁寧に話す人は、口元がきゅっと結ばれています。
しかし、適当な言葉を話す人はだらしない口元をしているのです。
例えば、話し終わったのにまだポカッと口を開けていたり、
不機嫌なのか、口をへの字にしていたり…
先ほどの「ェ」を癖にして話す人は、その「ェ」の口のまま
になっている事が多いように感じます。
自分の口元なんて見えないですし、意識しづらいですよね。
いつも、口の中に宝石がある、と思いながら過ごしましょう。
そうすれば、ポカーっと口をだらしなく開けるなんて事はなくなるはずです。
大切に、宝石を閉じ込めておくのです。
使ってはいけない言葉たち(当たり前?)
続いては、この言葉は使わないで!という言葉を紹介していきます。
「お前」は封印!
時々いますよね。相手のことを「お前」と言う方。
いくら仲が良くても、あまりにも乱暴すぎる言葉であると思います。
人によっては、「お前」だなんてとんでもない!と感じるかもしれませんね。
ついつい誰かの事を「お前」と言ってしまう方、
実は呼ばれたほうは怖かったりします。
また、普段は丁寧なのに怒ると「お前」呼びになる方もいますが、
それも気をつけたいですね。
言いがちな「マジで」「やばい」「うまい」「すげー」「てかさ」
これらの言葉はどんな状況にでも使える、本当に便利な言葉です。
若い人だけが使っていると思いきや、
実は大人でも使っている人はいますよね。
「みんなが使っている言葉」と「美しい言葉」は別物です。
せっかく、語句が豊富にある日本語を話すのでしたら、
色々な種類の言葉で表してみて欲しいと思います。
どう言い換える?
さて、具体的にどのように言い換えるのかをお伝えしていきたいのですが、
あまりにかしこまりすぎると、会話しづらくなってしまいますよね。
そこで、かしこまりすぎない、わざとらしくない言い換えを考えてみました。
「まじで」→本当に。すごく。びっくりするくらい。とっても。
「やばい」→すごい。まずい。怖い。信じられない。
(「やばい」は沢山の意味がありますね)
「うまい」→美味しい。上手。
「てかさ」→そもそもさ。そういえばさ。まずさ。
いかがですか?
気をつけたらすぐに出来そうな、簡単な言い換えだと思います。
既にこれぐらいはやってるよ!という方もいるかもしれません。
自分なりの「言い換え」を探すのも楽しいですよ♪
3.綺麗な言葉遣いをしたつもりなのに、わざとらしい?
さて、綺麗な言葉遣いを心がけているのに、なぜか嘘っぽい、わざとらしく感じる、いやらしく、かえって下品な感じがする、という事はありませんか?
これはなぜなのでしょうか。
大事なのは「自分のため」ではなく「相手のため」
なぜ綺麗な言葉遣いがいやらしくなってしまうのかというと、
美しい言葉を相手のためではなく、自分のために使っているからです。
「上品にみられたい」
「言葉遣いを褒められたい」
そういった気持ちがあると、邪な心は不思議と言葉にまとわりついてしまいます。
美しい言葉は何より相手のために使うものです。
相手を不快にさせない気持ちが、言葉の丁寧さとなって現れるのではないでしょうか。
敬語に自信がないのなら、使わず等身大で。
ビジネスなど、敬語を使わなければならない場面が数多くあります。
そこで「失敗したくない」と思うあまり、過剰な敬語になってしまったり、失礼な表現になってしまうこともあるのではないでしょうか。
自信のなさは、言葉にも出てしまいます。
敬語に自信が無ければ、思い切ってその言葉を使うのをやめ、
自分が思う一番丁寧な言葉を使うことに切り替えましょう。
大事なのは、相手への気持ちです。
等身大での「相手を不快にさせたくない」という思いは、きっと伝わります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
言葉遣いは綺麗にしたいけど、わざとらしいのは嫌だな…
そんな方にも取り入れやすいようなコツをお話ししました。
・語尾の「ェ」をつける癖がないか見直す。
・面と向かって話す時は、言葉を省略させすぎない。
・話終えたら、口の中に宝石を閉じ込める!
そして心構えとしては、
・「しっかりと伝える」という意識を持つ
・綺麗な言葉は「自分のため」ではなく「相手のため」に使う。
人に伝えるという事を意識すれば、
すぐに言葉遣いは綺麗になるはずです。
とはいえ、私のまだまだ努力が必要な身。
一緒に頑張りましょう!!
それでは、ごきげんよう。